世の為、人の為、そして偏頭痛。

セラピー

会社では頑張れる
みんなのためなら頑張れる
会社のために、みんなのために、意見を言う。

そこに反発があっても
めげずに頑張れる。

だって、会社の為、みんなの為だもん!

でも

時々突発的な頭痛に襲われる・・・。

やらなきゃならない事は
山ほどあるのに!!

出来ないことが辛い。

そんなご相談を受けたことがありました。

彼女は頑張り屋さんでしたけど
成長しようとしない重役たちに対する絶望もあって
起業も視野に入れつつ、転職を考えていました。

仕事はできる、人望もある、意欲もある、年だって若い。
本当は起業したい。

でも、いざ、自分で起業をするとなると

動けない・・・

「自分の事となると、カラッキシなんです・・・」

それは彼女だけではなくて
日本人あるあるのような気もしますね。

一人はみんなのために
みんなは一人のために

でも
「自分の事は自分で」って
教えられたし、出来るし。

そして自分のために動こうとすると
フリーズしてしまう。

とても残念です。
どうしたらいいのでしょう。

自宅を片づけるのが
どうにも苦手。

彼女はそんなことも言っていました。

頑張り屋さんだけど
自我が弱いのかもしれません。

私はこう思います。
「世の為、人の為、という風潮にコキ使われて疲れてる」

ちーーーーん・・・。

きっと本当に優秀な人なんです。
仕事上で降りかかる様々な案件を工夫を凝らしてこなし
みんなの士気が落ちないように
明るく振舞い
時に、矢面に立つことも辞さない。

「私が強く在らねば!!」

気概のある人です。
頼りになります。

でも、本当は
起業して、自分の意志で運営したいものがある。

どうでしょう?
それが自分の親友だとしたら?

「もういいよ、あなたは十分頑張った」
「これからは自分のために頑張ろうよ」

そう言ってあげたくなりますよね。
彼女はそれを自分自身に言ってあげることが出来なかったんです。

自分に言えない事は
誰も言ってくれません。

もっと、自分に寄り添ってもよくて
精神的にも、肉体的にも
自分の声や音をもっともっと拾っていいんです。

片頭痛は、凝り固まった思考が
気の流れも固くして
感性によって取り入れているはずの
本当に必要な情報を吸収できなくなって

がんじがらめになった肉体が悲鳴を上げたのかもしれません。

人間は多くの情報を目から取り入れています。

本当は、自分を自由にする情報を欲していたのでしょう。
でも、それを拒否する自分もいて
感性と気の流れを連動させているものが滞ってしまった。

そんな彼女の相談を受けた時
私のセラピーの知識は
今ほどのものではなかったけど

まずは、自分が自分の親友になってあげてほしいこと
アートセラピーと感情の解放のワーク
自宅に小さくてもいいから落ち着くスペースを作って
美しく整えること。

そんな提案をしました。

「教えて頂いたことを、しばらく続けてみます」
というお返事をくれた彼女が
今、どうしているか?

それはわからないけど
少しづつでもいいから
自分のために前進する喜びを感じて欲しいなと思います。

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